ギメ美術館 Htel dHeidelbach

 近所のコインランドリーの窓に浮世絵のポスターが貼ってあった。『日本の風景 北斎から巴水まで』と書いてある。ずいぶん色褪せているので古いポスターかと思ったが日付を見たらただいま開催中。涼しいので観にいくことにした。

 列に並ばなくても入れるのがギメ美術館のいいところ。川瀬巴水の実物は初めて見たのだが、なんというか浮世絵のジョン・エヴァレット・ミレーという感じ。色が鮮やかすぎてティモシー・スポールのMr.Turnerならブヒブヒ鼻をならすところ。広重の下絵や若沖の画帖(デザイン化された植物の絵にちょっとびっくり)など初めて見るものが多かったのでけっこう満足したのだが、ここでもスマホで写真を撮る人の多いのにちょっと驚く。ほとんど年配の人ばかりなのに。なかには図録を買うより、こうやって自分で写真を撮った方がいいんだよと連れに説明しながら撮ってる人も。展覧会全体が暗い照明で北斎の例の神奈川沖浪裏などは保護のため黒い布がかかっているので、私は写真を撮るのは諦めてカタログを買おうとブチックに行ったらもう売り切れで第二版を待っているところとあった。6月21日からの開催でもう売り切れということは、オルセーやルーブルのような混雑ではないものの地味に人は入っているようだ。

 つぶやきでアップしたブッダの足のゲジゲジは線香でした。

 美術館に着いてから初めて目にした『陶器ーイセ・コレクションの傑作』のポスターに惹かれて、別館のLhtel dHeidelbach(ハイデルバッハと読めばいいのかエーデルバックと読めばいいのか)に行く。

 別館に日本庭園と茶室があることは知っていたが、ここに展覧会を見に来た覚えはない。イセというのは伊勢地方の陶器かと思ったら、中国文化に深い愛と尊敬の念を持つイセ・ヒコノブという人物のコレクションでありました。というわけで展示されている陶器はすべて中国製。唐物(からもの)という表現に夫が首を傾げるので「唐時代の唐、中国のものという意味だよ。」と言うと、「カラオケも中国のもの?」このイセ・ヒコノブ氏、聞いたことのない名前だなと思って帰ってから調べたら「卵でピカソを買った男」と言われてるんですってね。そういえば、マグリットの絵も飾ってありました。ウィキには所得隠しのことも載っていて、ちょっと胡散臭さも漂う人物のような。

http://www.guimet.fr/fr/expositions/expositions-a-venir/porcelaine-chefs-d-oeuvre-de-la-collection-ise

 

 別館の2階は中国家具の常設展示。屏風も箪笥もばかでかい中国家具が並ぶ展示室の片隅に琉球の小さなテーブルも展示されていた。

 その他の写真は下のフォトアルバムにアップしてあります。

http://photo.SNS.jp/view_album.pl?album_id=500000103150008&owner_id=9781151